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【2026年最新版】BtoBサイト向けCMSを徹底比較!最適なCMSの選び方
【2026年最新版】BtoBサイト向けCMSを徹底比較!最適なCMSの選び方
BtoBサイトの構築や運用において、CMSの選定は成功を分ける重要な要素です。本記事では、CMSの基礎機能やBtoBサイトにおける役割のほか、主要CMSの特徴比較、選定ポイントや実際の導入事例を解説します。
BtoBサイトに力を入れたい企業の担当者は、ぜひ参考に構築を検討しましょう。
目次
BtoBサイト向けCMSとは?基本機能と導入メリット
BtoBサイト向けCMSとは、企業間の取引をオンライン上で完結させるためのサイトを効率的に構築、運用できるCMSを指します。「BtoB」とは、「Business to Business」の略で、企業が他の企業に対して商品やサービスを提供するビジネスモデルのことです。
基本的なCMSの機能としては、コンテンツの管理やフォームの編集、統合ページの作成、完了後のデータ分析等があります。BtoC企業のサイトとは異なり、BtoBでは以下の要素が重要です。
・商品データの迅速な更新
・要件に応じた最適なナビゲーション
・企業関連資料の掲載
・問い合わせ管理の効率化
CMSを導入することで、自社内で文章の修正や商品情報の追加が簡単になるため、小さなサイトの修正であっても外注する回数を減らし、運用コストの削減につながります。
さらに、BtoBサイトに不可欠なセキュリティ面においても、適切なCMSの選択により、企業情報の保護や顧客データの安全な管理が可能です。セキュリティは、信頼関係が重要なBtoBビジネスにおいて、競合他社との差別化要因にもなり得ます。
主要CMSの特徴比較
CMSにはさまざまな種類がありますが、ここではBtoBサイトでよく使用される主要な4つのCMSについて、それぞれの特徴やメリット・デメリット、得意とする領域、カスタマイズ性や拡張性の違いを紹介します。
MovableType(小~中規模CMS)
MovableTypeは、日本国内で長年利用されてきた商用CMSです。シンプルで堅牢なアーキテクチャに定評があり、静的HTMLでの出力が可能なため、セキュリティ面や表示速度において信頼性があります。
BtoBサイトでの利用では、更新承認フローの設定や、グループごとの管理者権限付与など、企業内の多段階承認に対応した設計が評価されています。導入企業によっては、ガバナンスを重視する広報・法務部門のある企業に多く採用されています。
また、日本語サポートが充実しており、国内企業特有の商習慣や要件に対応した機能が搭載されているため、導入時の学習コストを抑えることが可能です。テンプレート設計も柔軟で、デザインの自由度が高い点も魅力といえるでしょう。
WordPress(小~中規模CMS)
世界シェア1位を誇るオープンソースのCMSです。全世界のウェブサイトの40%以上で利用されており、ブログシステム由来の直感的な操作性で、コンテンツ更新が容易な点が特徴です。
BtoBサイトにおいては「導入コストの低さ」「豊富なプラグインによる柔軟なカスタマイズ」「SEO対応のしやすさ」が大きなメリットとなります。
一方、デメリットとしては、大規模なカスタマイズや複雑な業務システムとの連携が必要な場合に
は向かないケースがあることが挙げられます。また、セキュリティ対策を自社で行う必要があるため、メンテナンスの負荷も無視できません。
Studio(ノーコードCMS)
Studioは、デザインの自由度と直感的な操作性を両立させた日本発のノーコードCMSです。コードを書かずにブラウザ上のエディタでデザインを完結できるため、デザイナーの意図を忠実に再現した高精度なサイトを短期間で構築できます。CMS機能も強化されており、ニュースやお知らせの更新もブログ感覚で容易に行えます。
BtoBサイトでは、スタートアップのコーポレートサイトやランディングページ、小規模サイトでの利用が多い印象でしたが、製品・サービスサイト、コーポレートサイトでの利用も急増しています。
サーバーのセットアップや管理が不要なため、情シス部門の工数を割かずにマーケティング部門主導で素早い情報発信が可能です。
今、もっとも注目度の高いCMSのひとつで、弊社へのStudio構築のお問い合わせも増えています。
ShareWith(中~大規模CMS)
ShareWithは、上場企業のコーポレートサイトに求められる機能を網羅した、オールインワン型のクラウドCMSです。CMS機能だけでなく、上場企業でも安心な高セキュリティ機能もパッケージ化されており、クラウドインフラ管理の手間をかけずに安定したサイト運営が可能です。
操作画面が極めて直感的で、マニュアル不要で各部署がページ更新を完結できる「運用の内製化」を強力に後押しします。さらにIR業務に強く、TDnet(適時開示情報)との自動連携や財務グラフの自動生成など、ミスが許されない上場実務をサポートする機能が充実しています。
Studio同様に、このCMSも注目度が高く、弊社へのShareWith構築のお問い合わせも増えています。
Webrelease2(大規模CMS)
Webrelease2は、日本企業のニーズに特化した国産CMSで、BtoB企業の業務フローに適合しやすい設計思想を持っています。大手企業を中心に数千サイト以上の導入実績があり、ガバナンスや社内承認プロセスを重視する企業に高く評価されています。
特徴的なのは、文書の承認フロー機能や、公開後のバージョン管理、組織横断のユーザー管理といった、企業規模の大きいBtoBサイトに欠かせない機能があらかじめ備わっています。
さらに、MovableTypeと同様に、静的HTMLでの出力が可能なためセキュリティも安心で、自治体等での導入も多いです。
一方で、高性能なパッケージ製品であるため初期投資(ライセンス費用)は高めです。また、デザインの自由度は高いものの、独自のテンプレート仕様となるため、構築には専門のパートナー選びが重要となります。
中~大規模向けCMS「WebRelease2」構築パートナー
PowerCMS(大規模CMS)
PowerCMSは、国内トップクラスの導入実績を誇る、大規模サイト・エンタープライズ向けの純国産高機能CMSです。大規模サイトの管理に特化しており、数万ページ規模のサイトでも安定した運用が可能です。
BtoBサイトでの利用においては、標準機能で高度な承認ワークフロー、リビジョン管理、権限設定が備わっている点が最大の強みです。また、アクセシビリティチェック機能や、フォーム作成、多言語展開など、大企業が求めるガバナンス要件を一通り網羅しています。静的書き出しによる高速表示と強固なセキュリティは継承しつつ、動的な検索機能なども統合されており、エンタープライズ向けの「全部入り」パッケージとして信頼されています。
Drupal
Drupalは、大規模・高機能なサイト構築に向いているCMSで、柔軟なデータ構造と高い拡張性が特徴です。モジュール設計が高度で、業務用システムや外部API、マーケティングオートメーション(MA)ツールとの連携に強みがあります。
BtoBサイトにおいては、会員制コンテンツや製品カタログ、多言語・多拠点管理といった複雑な要件にも柔軟に対応できる点が魅力です。例えば、顧客の属性や契約内容に応じてコンテンツの表示を切り替える機能や、営業担当者向けの内部ツールとの統合なども実現可能です。
また、セキュリティ面では、政府系サイトでも採用されるほど堅牢で、エンタープライズレベルのセキュリティ要件にも対応できます。大規模なトラフィックにも耐えうる設計となっており、グローバル展開を視野に入れたBtoB企業には最適な選択肢の一つです。
HubSpot(MA+CMS)
マーケティングオートメーション(MA)とCRM(顧客管理)が完全に統合されたクラウド型CMSです。単なるWebサイト制作ツールではなく、「リード獲得と成約」を目的に設計されているのが特徴です。
訪問者の属性や行動履歴に合わせてコンテンツを出し分ける「パーソナライゼーション」やフォーム作成、ABテスト、SEOアドバイス、アクセス解析がすべて一つの画面で完結するため、マーケティング施策のPDCAを高速で回すことができます。セキュリティやサーバー管理はHubSpot側で行われるため、メンテナンスフリーで運用できる点も大きなメリットです。
基本的にはLP・マーケティングサイトでの活用が多いですが、コーポレートサイトでも活用されるケースがあります。
「コーポレートサイト制作サービス」のCMSの選定・設計・構築手法・手順
SKETCH member(会員サイトCMS)
SKETCH memberは、会員制サイトやクローズドなコミュニティサイトの構築に特化したCMSです。会員情報の管理、ログイン認証、コンテンツの閲覧制限といった機能を標準搭載しており、スピーディに会員基盤を立ち上げることができます。
既存顧客向けのサポートサイト、代理店専用の資料ダウンロードポータル、あるいは有料のサブスクリプション型情報提供サイトなどの構築に適しています。会員属性に応じたコンテンツ配信の制御が容易で、顧客エンゲージメントを高めるためのマイページ機能などもスムーズに実装可能です。
従来会員機能は、CMSのプラグインでの限定的な対応やスクラッチ開発で手間とコストがかかっていた領域ですが、本ツールにより高いセキュリティを維持しつつ低コスト・短納期での導入が可能になりました。
BtoBサイトのCMS選定のポイントと注意点
CMSを選定する際には、単なる機能比較だけでなく、自社の運用体制やセキュリティ要件、将来的な拡張性などを見据えた判断が必要です。
特にBtoBサイトでは、問い合わせフォームや資料請求ページといったリード獲得の仕組みが中心になるため、コンテンツの見せ方だけでなく、CRMやMAツールなど他システムとの連携可能性も選定基準に加えるべきです。
セキュリティは極めて重要な観点です。BtoBサイトでは、顧客企業の機密情報や個人情報を扱う機会が多く、情報漏洩は企業の信用失墜に直結します。オープンソースCMSは自由度が高い反面、脆弱性のリスクも伴います。定期的なバージョンアップやセキュリティパッチの適用が求められるため、保守体制を含めての検討が欠かせません。
商用CMSであれば、ベンダーからのサポートが受けられ、セキュリティ更新も自動で提供されるため、ガバナンス重視の企業にはより安心といえるでしょう。
運用体制の明確化も重要なポイントです。「誰が」「どのような頻度で」「どの範囲まで」サイトを更新するのかを事前に決めておくことで、適切なCMSの選択が可能になります。そのほか、他部署が関わる場合の承認フローや緊急時の対応体制なども、設計段階で検討しておく必要があります。
「コーポレートサイト制作サービス」のCMSの選定・設計・構築手法・手順
BtoBサイトのCMS導入事例と成功のポイント
実際の導入事例として、ある産業用機器メーカーでは、WordPressを活用し、営業資料・製品ページをCMSで一元管理することで、社内外からの問い合わせ件数が30%増加しました。これまで営業担当者が個別に管理していた資料をWeb上で統一し、顧客が必要な情報にいつでもアクセスできる環境を整備したことで、顧客との接点を増やすことに成功しています。
また、別の製造業では、MovableTypeを導入し、厳格な承認フローを通じた情報発信を行っています。これにより、ブランドガイドラインを維持しながら、各部門からの情報発信のスピードも向上しました。特に、新製品情報や技術情報の公開において、法務・広報部門のチェックを経た正確な情報を迅速に発信できるようになり、競合他社との差別化を図っています。
グローバル展開している化学メーカーでは、Drupalを採用し、地域別・言語別のサイト管理を効率化しました。本社で一元管理しながら、各国の現地法人が独自のコンテンツを追加できる仕組みを構築し、グローバルブランドの統一性と地域最適化を両立させています。
導入の成功には、社内の運用体制とCMSの特性が適切にマッチしていること、そして導入前に目的と要件を明確化していることが共通点として挙げられます。単にサイトを構築するだけでなく、ビジネス目標と連動した戦略的な導入を行うことが成功の鍵となるでしょう。
BtoBサイトに最適なCMSを選ぶために
BtoBサイトにとって最適なCMSを選ぶには、「誰が運用するのか」「どこまで自社で対応し、どこを外注するのか」といった現場視点での検討が欠かせません。また、今後のマーケティング施策との連携、グローバル展開など、数年先を見据えた選定基準を設けることも重要です。
CMSの選定は一度きりの作業ではなく、継続的な改善や拡張を前提とした「投資」です。市場環境の変化やテクノロジーの進歩に対応しながら、最新のCMS事情を把握し、自社の業種・規模・成長フェーズに応じて最適な選択をすることで、BtoBサイトの価値を最大化することができます。
定期的な見直しと改善を繰り返しながら、自社のビジネス戦略と歩調を合わせたCMS運用を行うことが、長期的な成功につながる重要なポイントといえるでしょう。
株式会社アドミューズではBtoBに特化したWebサイト制作を行っています。特にIT・製造業の実績が豊富にあり、ニッチな商材の魅力を引き出すサイト制作をいたします。「CMSによるサイトにリニューアルしたい」といったご希望のある担当者様は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
