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2021/06/17
デジタルマーケティング

LP作成で重要なマーケティング施策「素材集め・戦略策定」。分析のポイントを紹介

マーケティング戦略

LPを作成する際、最初に行うことは「素材集め・戦略策定」です。このときにターゲットとなるペルソナやカスタマージャーニーマップを作成し、訴求内容を検討しなければなりません。そして、競合分析を行いアプローチの施策を考えます。
今回は、「ペルソナ設定」、「カスタマージャーニーマップ作成」、「競合分析」の各フェーズのポイントとLPの戦略策定について紹介していきます。

ペルソナ設定のポイント

まずペルソナ設定では、直接の知り合いをペルソナとする方法とGoogleアナリティクスのデータを活用する方法の2種類があります。

方法1:直接の知り合いをペルソナにする方法

知り合いの中に自社の商品やサービスを利用している人がいる場合、ペルソナにできないか検討しましょう。インタビューを行うとより詳しいペルソナの設計につながります。

方法2:Googleアナリティクスのデータを活用する場合

ペルソナに適した人物がいない場合は、Googleアナリティクスを活用してコンバージョン(CV)に至ったユーザーを分析し、ペルソナとして活用しましょう。

ここからはGoogleアナリティクスの操作を解説します。
まず、セグメントを「コンバージョンに至ったユーザーのみ」に設定しましょう。性別や年代、都道府県、OS、訪問チャンネルなどの比率について分析します。
特に訪問チャンネルは重要です。Organic Searchの比率が高い場合には、検索アナリティクスで一番流入の多いキーワードもチェックしておきましょう。

主要なお客様がリピーターでないときは?

「主要なお客様=リピーター」となることは必ずしもあるわけではありません。その場合には、すでにリピートしているお客様をペルソナに設定する方法もあります。
リピート回数が多いお客様を絞り込み、その中で特徴的な動機でCVしている方をペルソナに設定することをおすすめします。

カスタマージャーニーマップ作成のポイント

カスタマージャーニーのイメージ

カスタマージャーニーマップとはユーザーが購入に至るまでのプロセスを可視化したもので、ユーザーの思考や体験に焦点を当て時系列で記載します。
作成により、「キャッチコピー」や「広告の位置」、「必要なサービスの具体化」といったユーザーへのアプローチ改善に役立てることができます。以下で作成の手順とポイントを確認しましょう。

手順1:思考と行動を記入

カスタマージャーニーマップでは、ユーザーの行動や思考を設定します。このとき、AISASという購買モデルを利用するのがおすすめです。
AISASは、注意(Attention)、関心(Interest)、検索(Search)、購買(Action)、情報共有(Share)の頭文字を取ったもので、インターネットを利用した場合の購買行動を表します。

手順2:施策を書き出す

続いてユーザーが購買に至るまでの施策を考えます。前の手順で作成したペルソナに合わせて、ユーザーが必要としている情報を提供しましょう。例えば下記の施策が挙げられます。

  • ・オウンドメディアのコラム作成
  • ・ホワイトペーパーの配信
  • ・セミナーの開催(オンライン/オフライン)

これらの施策とLPを連携させることで、自社サービスの訴求効果がより高まるでしょう。

競合分析のポイント

自社で設定しているキーワードで検索を行い、リスティング広告として出てきたサイトが競合他社のLPです。競合分析によって自社のLPに含める内容やマーケティング戦略が明らかになります。最後に競合分析の手順とメリットについて確認します。

競合分析の手順

まずは競合他社のリストアップを行い、1社ずつLPから内容を調査しましょう。「テキスト内容」や「LPのデザイン」、「商品名(ブランド)」、「ターゲットとするユーザー」、「サービスの強み」などの情報を収集し、比較表などに整理しておきましょう。
次に競合のポジションを確認します。自社や市場も含めて俯瞰的な競合分析を行う際は「3C分析」が有効な手段です。バブルチャートを使うことで分かりやすくポジションの確認ができます。

競合分析のメリット

競合分析を行うことで、競合他社と比べた場合の自社の強みや弱みが明確になります。
自社の立ち位置や他社との差別化ポイントが分かるため、LPの内容や戦略を考えるうえで参考になるでしょう。

自社サイトの戦略ポイント

サイト制作

ペルソナ・カスタマージャーニーマップの作成や競合サイトを分析したうえで、最後に自社の戦略を考えましょう。
競合分析をした内容と照らし合わせて、自社の強みと弱み・競合の強みと弱みから、実施すべき施策を検討します。ターゲットユーザーに対し、競合よりも魅力のある訴求ができるよう模索することが重要です。
施策内容やマーケティング戦略全般、LPの概要が決定したら続いてワイヤーフレームの作成に移ります。

「素材集め・戦略策定」はマーケティング力が試される

LP作成の際に必要な「素材集め・戦略策定」について解説しました。LPの構成や内容に一貫性がない場合、サイトにたどり着いたユーザーも顧客化することができないため、土台となる「素材集め・戦略策定」はしっかり行っておきましょう。

しかし、ペルソナ設定や競合分析など、マーケティング力が必要になる場面があります。自社内でLPの設計や作成が難しいようであれば、外注の選択肢も検討しましょう。
アドミューズには多数のLP制作実績がございます。マーケティング戦略の策定からも対応可能ですので、ぜひご相談ください。

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