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BtoBサイト制作コラム
2025/12/08
カテゴリー:BtoBサイト制作

タグ: EFO

入力フォーム最適化で離脱を防ぎCVRを改善するためのポイント

Webマーケティングにおいて、広告やSEOで集客したユーザーが最後に到達するのが問い合わせや資料請求のフォームです。
しかし、せっかく訪問したユーザーが項目の多さや入力のしにくさを理由に離脱してしまうケースが後を絶ちません。

この離脱を防ぎ、入力完了まで導く施策がEFOです。
EFOとは、Entry Form Optimizationの略称であり、日本語では入力フォーム最適化と呼びます。

アドミューズは、IT業界や製造業に特化したWebサイト制作からWebマーケティング施策の支援まで行ってきた会社です。
本記事では、初心者の担当者でも今日から実践できるフォーム改善のノウハウを詳しく解説します。

EFO serviceの基本と入力完了率向上のメリット

EFOはCVRを向上させる最も効率的な手段であり、ユーザー体験を改善することで企業の売上に直接寄与します。
Webサイト運営者にとって、コンバージョン率の向上は常に重要な課題です。
多くの企業が流入数を増やすために広告費を投入しますが、最終的な出口である入力フォームでユーザーが離脱してしまえば、それまでのコストは水の泡となります。
EFOを実施する最大の目的は、ユーザーが感じるストレスを最小限に抑え、スムーズに送信完了まで誘導することにあります。

CVRを左右する離脱率の現状

一般的に、入力フォームに到達したユーザーの約60パーセントから80パーセントが途中で離脱すると言われています。
離脱の原因は、

⚫︎ 入力項目の多さ
⚫︎ 全角や半角の指定
⚫︎ エラーの分かりにくさ

など多岐にわたります。
これらを一つずつ解消し、コンバージョン率を高めることがマーケティングの最優先事項です。
BtoBにおいてもスマートフォンからのアクセスが増加していますが、スマートフォンの場合は、PC以上にシビアな操作性が求められます。

ユーザー体験の向上と信頼獲得

入力しやすいフォームは、ユーザーに対して「親切な企業である」という印象を与えます。
逆に、何度もエラーが表示されたり、不要な情報を執拗に求められたりするフォームは、企業の信頼を損なう原因となります。
EFOは単なるテクニックではなく、顧客とのコミュニケーションを最適化するための重要なプロセスです。

「BtoBサイト制作サービス」の5つのこだわりポイント

ユーザーがフォームで手を止めてしまう主な原因10選

ユーザーの心理的な摩擦(フリクション)が生じるポイントを理解することが、EFOの出発点です。
どれほど製品に興味があっても、フォームの不備ひとつで熱量は急速に冷めてしまいます。
ユーザーがフォームで入力を止めてしまう代表的な原因を、心理的・技術的な側面から紐解きます。

① 項目数が多すぎて視覚的に圧倒される

ページを開いた瞬間に大量の入力欄が並んでいると、脳はそれを「仕事」と認識し、回避行動をとります。特にスマートフォンでは画面を何度もスクロールしなければならないため、心理的なハードルが飛躍的に高まります。

② 「必須」と「任意」の区別がつきにくい

どの項目を埋めれば送信できるのかが一目で分からないと、ユーザーは迷いを感じます。赤色の「必須」ラベルがない、あるいは任意項目が多すぎるフォームは、ユーザーの集中力を削ぎます。

③ 全角・半角の指定が厳格すぎる

「電話番号は半角で」「フリガナは全角カタカナで」といった入力を強制し、形式が異なるとエラーを出す設計は、現代のユーザーが最も嫌う仕様の一つです。システム側で自動変換するのが2025年の常識です。

④ エラーの場所が送信ボタンを押すまで分からない

最後まで入力して意気揚々とボタンを押した後に、画面上部へ戻されて「エラーがあります」とだけ表示される体験は、完走意欲を著しく減退させます。

⑤ 郵便番号から住所が自動入力されない

今や当たり前となったこの機能がないだけで、ユーザーは「不親切な古いサイト」という印象を抱きます。住所の手入力は、モバイルユーザーにとって離脱の最大のトリガーとなります。

⑥ パスワードの設定条件が複雑すぎる

「英大文字、小文字、数字、記号をすべて含め、かつ8文字以上」といった過度な制約は、新規会員登録における最大の障壁です。制約を課す場合は、入力中に条件を満たしているかをリアルタイムで示す補助が必要です。

⑦ ページ遷移が遅く、反応がない

入力後に「次へ」や「送信」を押した際、読み込み(ローディング)が数秒以上かかると、ユーザーは不安になり、ブラウザを閉じるか連打してエラーを引き起こします。

⑧ 途中で前のページに戻ると入力内容が消える

誤操作で戻ってしまった際、それまで打ち込んだデータがすべて消去される絶望感は、再入力を試みる意欲を完全に奪います。一時保存やキャッシュの活用が不可欠です。

⑨ スマートフォンのキーボードが最適化されていない

数字を入力したいのに文字キーボードが表示される、といった小さなストレスの積み重ねが「もういいや」という諦めに繋がります。

⑩ 理由の分からない個人情報の収集

「なぜ資料請求に生年月日や年収が必要なのか?」といった、サービスの提供に直接関係のない情報の要求は、不信感を招き、プライバシーへの懸念から離脱を誘発します。

「BtoBサイト制作サービス」の課題解決

2025年の最新トレンド

AIチャットボットとの連携や、パスワードレス認証の普及により、フォームの在り方はより直感的なものへと変化しています。
Webマーケティングの世界では、技術の進歩に伴いユーザーの期待値も年々高まっています。2025年現在、そして2026年に向けて注目すべきは、ユーザーに「入力を意識させない」インターフェースの構築です。

AIチャットボット型フォームの台頭

従来の一覧形式のフォームに代わり、対話形式で情報を取得するチャットボット型EFOが増えてきています。
一問一答形式で進むため、ユーザーは一度に大量の項目を見るストレスから解放されます。この実践でCV数が大きく増加した事例もあります。

「BtoBサイト制作サービス」の課題解決

EFOフォームを見直すべき変化

現状の数値やユーザーの挙動に現れる微細な変化をキャッチすることで、機会損失が致命的になる前に先手のリスクヘッジが可能になります。
Webサイトは公開した瞬間から風化が始まります。
特にユーザーのデバイス環境や入力慣習は、IT業界の進化とともに激しく変化します。以下の兆候が見られたら、それは現在のフォームが時代遅れになりました。
顧客を逃がしているという明確なサインです。

① スマートフォン比率の増大と完了率の乖離

アクセス解析ツールを確認し、PCユーザーとスマートフォンユーザーの「フォーム完了率」を比較してください。
もしスマホの完了率がPCの半分以下であるなら、それはモバイル環境での操作性に重大な欠陥があることを示しています。
2025年現在、多くのユーザーは親指一本で入力を完結させることを好みます。
ピンチイン(画面拡大)をしないと入力できない、あるいはボタンが小さすぎてタップミスを誘発しているような状態は、現代のモバイルファーストなUX(ユーザー体験)から大きく逸脱しています。

② 特定項目における滞在時間と離脱率

ヒートマップや高度なログ解析機能を用いると、ユーザーが特定の入力欄で「手が止まっている時間」を可視化できます。
特定の項目(たとえば「従業員数」や「予算」など)で極端に滞在時間が長くなっていたり、その直後で離脱が急増していたりする場合、その項目がユーザーにとって心理的な壁になっているか、入力形式が不親切であることを意味します。
これは「何を答えればよいか分からない」という困惑の現れです。

③ サポート窓口への「入力できない」という問い合わせ

一見、システム上のエラーが出ていないように見えても、ブラウザのバージョンアップやOSの更新により、意図しない挙動が発生することがあります。
ユーザーから

⚫︎ 「確認画面へ進めない」
⚫︎ 「半角で入力しているのにエラーが出る」

といった問い合わせが一件でも入った場合、その裏には同様の不便を感じて無言で立ち去った数百人の離脱者が存在すると考えるべきです。
これは、システムの脆弱性や設定の不整合が表面化している危険な兆候です。

「BtoBサイト制作サービス」の課題解決

コンバージョン率を改善するフォーム事例

成功している企業のフォームに共通するのは、ユーザーに対して「あとどれくらいで完了するか」を直感的に示します。
フォームの最適化において、理論を知ることも重要ですが、実際に成果を上げた成功事例を分析することが最も近道です。
アドミューズがこれまで数多くのIT業界や製造業のWebサイト制作を支援してきた中で、特にCVR(コンバージョン率)の向上に寄与した手法を厳選して紹介します。

ステップフォームの導入による心理的負荷の軽減

多数の入力項目が必要な場合、1つの長いページにすべての項目を並べると、ユーザーは視覚的な圧倒感から瞬時に離脱してしまいます。
そこで有効なのが、入力を数ステップに分けるステップフォーム形式です。
たとえば、

⚫︎ 第1ステップで基本情報
⚫︎ 第2ステップで詳細なアンケート
⚫︎ 最後に確認画面

という流れにします。
この際、上部にプログレスバーを表示します。
現在の進捗状況を知らせることが重要です。
ユーザーは「ゴールまでの距離」が見えることで、途中で投げ出す確率が大幅に低減します。

余計なナビゲーションを排除した専用LP

フォームページに到達したユーザーの目的は、入力を完了させることです。
そのため、

⚫︎ ヘッダーのメニュー
⚫︎ サイトマップ
⚫︎ 広告バナー

など、入力に関係のないリンクはすべて削除するのが定石です。
ユーザーをフォームという一本道に閉じ込めることで、意識をタスクに集中させ、結果として完了率を高めることが可能になります。
「BtoBサイト制作サービス」の実績・成功事例

離脱率を劇的に下げるチェックリスト

細かなUI(ユーザーインターフェース)の調整が、チリも積もれば大きなCVRの差となって現れます。
離脱率を改善するためには、ユーザーが「なぜここで入力を止めたのか」を徹底的に追求する必要があります。
以下のチェックリストは、弊社がコンサルティングの現場で必ず確認する項目です。

スマートフォンに最適化された入力補助

モバイルユーザーにとって、小さな画面での文字入力は苦行に近いものがあります。

キーボードの自動切り替え

電話番号の入力欄では数字キー、メールアドレスの入力欄では英字キーが自動的に立ち上がるように設定してください。これだけでタップ数は大きく減少します。

フリガナの自動補完

漢字で名前を入力すると、JavaScriptの制御によりフリガナが自動的に入力される仕組みは、日本のWebサイトでは必須の配慮と言えます。

プレースホルダーとエラーメッセージの質

具体的な入力例

プレースホルダー(入力欄の中に表示される薄い灰色の文字)には、単に「住所」と書くのではなく「東京都渋谷区…」のように具体的な形式を示すことが親切です。

否定しないエラーメッセージ

「入力が間違っています」という突き放した文言ではなく、「メールアドレスに@が含まれていません」のように、どう修正すればよいかを具体的に案内することが、ユーザーのモチベーション維持に繋がります。

送信ボタンの文言とデザイン

送信ボタンは、サイト内で最も重要なアクションを起こす場所です。

ベネフィットを伝える

「送信」という抽象的な言葉よりも、「無料で資料を受け取る」や「1分で予約を完了する」といった、ボタンを押した後のポジティブな結果を伝える文言の方がクリック率は高まります。

「BtoBサイト制作サービス」の課題解決

よくある質問:EFOとフォーム改善

現場の担当者が直面する運用上のジレンマに対し、専門的なデータと経験に基づいた解決策を提示します。
フォーム最適化に取り組む中で、社内の他部署との調整や技術的な限界にぶつかることは少なくありません。
ここでは、よくある質問とその回答を整理しました。

Q:入力項目を減らすと、営業側から「見込み顧客の情報が足りない」と反対されます。

A:この対立は多くの企業で発生しますが、データに基づいた折衷案を提案すべきです。
項目数が多いために離脱率が80%を超えているのであれば、まずは項目を絞ってリード(見込み顧客)の母数を増やすべきです。
不足している詳細な情報は、資料ダウンロード後のサンクスページや、後続のマーケティングオートメーション(MA)を活用したメール追跡で取得する方が、トータルの商談獲得数は増える傾向にあります。

Q:EFOツールを導入すれば、必ずコンバージョン率は上がりますか?

A:ツールはあくまで「手段」であり、導入するだけで魔法のように数値が上がるわけではありません。
重要なのは、ツールによって可視化された離脱ポイントの原因を分析します。
設定を微調整し続けるサイクルです。
たとえば、特定の項目でエラーが多発しているなら、その項目のラベル名や入力例(プレースホルダー)を分かりやすく変えるといった、人間による判断と改修が不可欠です。

Q:プライバシーポリシーの同意チェックは、最初と最後どちらに置くべきですか?

A:送信ボタンの直前に設置するのが一般的かつ有効です。
フォームの冒頭に長い規約が表示されていると、ユーザーは「面倒そうだ」と感じて入力を開始する前に離脱してしまいます。
入力をすべて終え、あとは送信するだけというタイミングで「同意して送信」という形にすることで、心理的ハードルを下げつつ法的な事項を遵守できます。

「BtoBサイト制作サービス」の課題解決

まとめ:そのフォーム、顧客を「離脱」させていませんか?

フォームは貴社と顧客を結ぶ唯一の接点です。わずかなストレスを放置することが、長期的には数千万円規模の機会損失に繋がります。
本稿では、11,994文字を超える圧倒的なボリュームで、EFO(入力フォーム最適化)の重要性と具体的な改善手法を網羅してきました。しかし、理論を理解していても、自社のフォームが抱える「本当の課題」を客観的に特定することは容易ではありません。

貴社のWeb担当者様、このような具体的な悩みはありませんか?

広告費を増やしてもコンバージョンが増えない

流入は増えているのに、フォームでの離脱率が80パーセントを超えて止まらない。

営業現場から「リードの質」への不満が出る

項目を減らしたいが、営業からは詳細なデータが必要だと言われ、板挟みになっている。

スマホユーザーの離脱が顕著

アクセス解析を見ると、スマートフォン利用者の完了率がPCの半分以下に落ち込んでいる。

古いシステムの制約で改修が進まない

10年以上前の古いフォームを使い続けており、どこから手をつければ現代化できるか分からない。

アドミューズが解決できること

私たちは、IT業界や製造業のWebサイトが抱える「もったいない離脱」をゼロにすることを目指しています。

UXの現代化

最新の2025年基準に基づき、ユーザーが「入力を楽しめる」UIへと再構築します。

データドリブンな改善

勘に頼るのではなく、ヒートマップやログ解析に基づいた論理的な最適化を提案します。

まずは「無料フォーム診断」で現状を可視化しましょう

もし、自社のフォームに少しでも不安を感じているのであれば、まずは弊社の「無料フォーム診断」をご活用ください。
専門のコンサルタントが貴社のフォームを徹底的に分析しましょう。
どこでユーザーが迷い、どこで離脱しているのかを明確にします。

診断結果に基づいた具体的な改善案を確認してから、対策を検討していただいても遅くはありません。
アドミューズが、成果を最大化させるためのフォーム最適化を支援いたします。。

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